怪我をしやすい人/怪我をしにくい人の特徴とは?
2025/04/26 11:30 トレーニングコラム
こんにちは。
浜松市・豊橋市のパーソナルトレーニングジム
S-pace【エスペース】です。
みなさんは、怪我をしやすい人/怪我をしにくい人の特徴はどんなことだと思いますか?
「柔軟性が高い」「筋力がある」「運動神経がいい」etc
いくつか思い浮かぶ言葉があるかと思います。
十分な柔軟性があること、適切な筋力があることはもちろんですが、
「身体が柔らかい=怪我をしない」
「筋力レベルが高い=怪我をしない」
ということは決してありません。
スポーツにおいても、日常生活においても怪我は予期せぬ障害となります。
しかし、怪我をしやすい人と怪我をしにくい人の間には、はっきりとした違いが存在します。
今後ますます快適な生活を送れるよう怪我をしやすい人と怪我をしにくい人の特徴を知っておくといいでしょう◎
【『怪我』の種類】
怪我は、発生方法により『外傷』と『障害』の2つに分類されます。
外傷は突発的な損傷であり、一方、障害は繰り返される過負荷によって徐々に発生します。
これらは、体の使い過ぎや、局所への負荷の集中によって生じることが多いとされています。
『外傷』
外傷とは、転倒や衝突などの1回の急激で大きな力が加わったことにより発生する運動器の損傷のことを指します。
骨折、脱臼、打撲、創傷、捻挫、肉離れ、腱断裂、神経損傷、血管損傷などが外傷にあたります。
外傷は全ての部位に生じる可能性があり、症状としては 疼痛、腫脹、熱感、発赤 などがみられます。
外傷は初期治療とその後の適切なリハビリテーションが極めて重要です。
適切な治療がなされるか否かによって復帰までに要する月日が左右されるほか、後遺障害が起きてしまう可能性もあります。
『障害』
障害とは、
長期間に繰り返される過度の運動負荷により生じる筋肉、腱、人体、骨などの慢性炎症性変化のことを指します。
わかりやすく言うと
『繰り返されるストレスによって起こる体内組織の炎症症状が慢性化した状態』ということになります。
症状は主として運動痛で、治りにくく慢性化しやすいという特徴があります。
障害は、代表的な部位によってさらに分類することができます。
①筋肉
例 筋筋膜性腰痛
②腱 例 アキレス腱周囲痛、膝蓋腱炎(ジャンパー膝)、肩腱板炎(野球肩)、上腕骨上果炎(テニス肘)
③靭帯 例 肘内側側副靭帯炎(野球肘内側型)、烏口肩峰靭帯炎(野球肩)
④骨 例 疲労骨折、腰椎分離症、脛骨過労性骨膜炎(シンスプリント)
⑤神経 例 肩甲上神経麻痺、足根管症候群
⑥軟骨 例 オスグッド・シュラッテル病、セーバー病、上腕骨小頭無腐性壊死(野球肘外側型)などの骨端症
障害を引き起こす身体的な問題としては、
・筋肉の柔軟性の欠如
・関節の過度の弛緩性
・マルアライメント(X脚、O脚、扁平足etc)
などが考えられます。
中でも、障害の原因として第一に考えられるのは、使い過ぎや過負荷です。
実はこれが怪我しやすい人と怪我しにくい人の違いに大きく関係しています。
【怪我をしやすい人と怪我をしにくい人の違い】
外傷が生じることはほとんどの場合アクシデントのため、事前予防は難しいといわれます。
しかし、使いすぎや、体の使い方が良くないために起こる障害に関しては、事前に予防することが可能です。
ポイントは、
体の一部分に負荷を集中させることなく動くもしくは負荷を全身に分散させるように動くこと。
これによって、怪我を未然に防ぐことができるのです。
そのため、怪我しやすい人と怪我しにくい人の違いは、身体の使い方にあるといえるでしょう。
【怪我をしにくい人の特徴】
障害は、体の使い過ぎや、局所への負荷の集中によって生じます。
したがって、負荷を一箇所に集中させるのではなく、全身に分散させることが重要になります。
例えば重いものを持ち上げる時。
腰回りの一部の筋肉だけを使って持ち上げようとすると、負荷が腰に集中し腰痛に繋がる恐れがあります。
しかし、ものを持ち上げる動作に関わる筋肉と関節をできるだけ多くすることで、
一つの筋肉や関節にかかる負荷を減らす(≒負荷を分散させる)ことができ、腰痛の予防につながります。
つまり「怪我をしにくい人」とは
『さまざまな動作において、連動性/運動連鎖が獲得できている人』と言えます。
【障害に繋がりにくい身体の使い方】
まずはご自身の身体をチェックしてみましょう。
◯適切な柔軟性がありますか?
☑︎前屈で指先が床に着きますか?
☑︎開脚して上体を倒す時、肘が床につきますか?
☑︎結帯動作はできますか?
☑︎踵が浮かずにしゃがめますか?
◯適度な筋力がありますか?
☑︎気づいたらすぐどこかに凭れていませんか?
☑︎片足に体重を乗せて立っていませんか?
☑︎洗面台やデスク等にお腹を押し付けて立っていませんか?
◯特定の関節、筋肉のみに頼っていませんか?
☑︎前屈で骨盤から動かせていますか?
☑︎開脚で上体を倒す時、腰の張り感はありませんか?
☑︎ものを持ち上げる時、腰だけを曲げていませんか?
これらの動作は日常動作での一例に過ぎませんが適切な柔軟性、適度な筋力があり、
動作の連動性が獲得できているかどうかのチェックをしてみましょう。
誰かと確認し合うのもいいかもしれません。
【まとめ】
今回は主に障害へのつながりにくい特徴を持っている人を「怪我をしにくい人」としてお話ししました。
しかしこの特徴は、『外傷』にも繋がる部分があります。
身体の使い方が上手く、連動性を獲得できていれば
外傷にあたる怪我をした後でもスポーツや日常生活への復帰が非常にスムーズになります。
一度受傷してしまえば、損傷した組織は大なり小なり「弱く」なります。
スポーツ動作や日常動作において、損傷部分にかかる負荷が大きい身体の使い方をしていれば
組織の治癒は遅くなりますし、再受傷のリスクも高くなります。
日常的にスポーツをしている方もそうでない方も身体の使い方を意識してより健康に、
よりアクティブに生活していけるといいですね。
浜松市(鴨江・葵東)、豊橋市にあるS-paceでは経験豊富なパーソナルトレーナーがおります。
今回ご紹介したもの以外にも腰痛予防のお尻のストレッチや腹圧向上のトレーニング、
肩コリ予防の運動など様々な運動をご提供できます。
ご不安や、ご質問があればS-pace一同お待ちしておりますのでお気軽にご連絡ください。
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