重たい荷物を持った時に腰がズキッ!負担を減らす持ち方と予防法とは?
2025/03/11 21:01 トレーニングコラム
こんにちは。
浜松市・豊橋市のパーソナルトレーニング・コンディショニング専門店
S-pace【エスペース】です。
重たい荷物を持ち上げた瞬間に「ズキッ!」と腰に痛みを感じた経験はありませんか?
腰に負担のかかる持ち方を続けていると、ぎっくり腰や慢性的な腰痛の原因になります。
しかし、正しい持ち方や日常的なケアを意識すれば、腰への負担を軽減することができます。
本記事では、重たい荷物を持つ際の正しい方法、腰痛を予防するためのポイント、
そして日常生活で気をつけるべき習慣について詳しく解説します。
1. 重たい荷物を持つと腰に負担がかかる理由
① 腰への負担が集中しやすい
腰は上半身と下半身をつなぐ重要な部位ですが、重たい荷物を持ち上げる際には、
体の重心が前後にずれることで、腰に大きな負担がかかります。
特に、腰を丸めた状態で荷物を持ち上げると、腰椎(背骨の下部)に強い圧力がかかり、
痛みやケガの原因になります。
② 腹筋や背筋の筋力不足
腰への負担を軽減するには、腹筋や背筋といった体幹の筋肉が重要です。
これらの筋肉が弱いと、腰だけで荷物を支えようとしてしまい、痛めるリスクが高まります。
③ 急な動作や姿勢の崩れ
重たい荷物を持つ際に、「急に持ち上げる」「ねじる」「バランスを崩す」といった動作が加わると、
腰に大きな負荷がかかります。
特に勢いをつけて持ち上げる動作は危険で、ぎっくり腰の原因になりやすいです。
2. 腰の負担を減らす正しい持ち方
① 腰を曲げず、膝を使って持ち上げる
重たい荷物を持つときは、腰を曲げるのではなく、膝をしっかり曲げて持ち上げることが大切です。
具体的な手順は以下の通りです。
1.荷物の近くに足を置く(荷物から遠いと腰に負担がかかる)
2.背筋を伸ばし、膝を曲げる(腰を丸めない)
3.両手でしっかり荷物をつかむ
4.膝を伸ばしながら持ち上げる
5.背中を真っ直ぐに保ったまま運ぶ
この方法を意識することで、腰への負担を大幅に軽減できます。
② 荷物は体に密着させる
荷物を体から離して持つと、腕の力だけで支えようとしてしまい、腰に過剰な負担がかかります。
荷物はなるべく体に密着させて持つことで、体全体を使って支えられるため、腰への負担を減らせます。
③ ひねらないように気をつける
荷物を持った状態で急に方向を変えたり、ねじったりすると、腰に大きな負担がかかります。
方向転換をする際は、腰だけを回さず、足ごと向きを変えるように意識しましょう。
④ バランスの良い持ち方を意識する
片手で重たい荷物を持つと、体が傾き、腰への負担が増します。
できるだけ両手で均等に持つか、リュックなどで背負うことで、負担を分散できます。
3. 重たい荷物を持つ際の注意点
① 無理をしない
持ち上げる前に、「この重さは本当に自分が持てるのか?」を確認しましょう。
無理をして持つと、腰だけでなく膝や肩にも負担がかかります。
特に、10kg以上の荷物は慎重に扱い、可能であれば分けて運ぶか、台車を利用するのが理想です。
② 休憩を挟む
長時間重たい荷物を運ぶと、筋肉が疲労し、姿勢が崩れやすくなります。
適度に休憩を取りながら運ぶことで、腰への負担を減らせます。
③ しっかりとした靴を履く
安定した姿勢を保つために、滑りにくい靴やクッション性のある靴を選ぶことも重要です。
ヒールのある靴やサンダルは避け、スニーカーなどの履きやすい靴を選びましょう。
4. 腰痛を予防するための日常習慣
① 体幹を鍛える
腰痛予防には、腹筋や背筋を強化することが重要です。
特に、プランクやスクワットといった体幹トレーニングを取り入れることで、
腰への負担を減らすことができます。
・プランク(30秒~1分を目安に)
・スクワット(10回×3セット)
・背筋トレーニング(うつ伏せで上体を軽く持ち上げる)
② ストレッチを習慣にする
筋肉が硬くなると、腰に負担がかかりやすくなります。
特に、太ももやお尻の筋肉が硬いと、腰へのストレスが増すため、ストレッチを行うことが大切です。
・太ももの前後のストレッチ
・お尻のストレッチ
・背中を丸めるストレッチ(猫のポーズ)
③ 正しい姿勢を意識する
普段の姿勢が悪いと、腰に負担がかかりやすくなります。
デスクワークや立ち仕事の際には、背筋を伸ばし、骨盤を正しい位置に保つことを意識しましょう。
④ 入浴やマッサージで筋肉をほぐす
腰の筋肉が緊張しすぎると、痛みを感じやすくなります。
お風呂で温めたり、ストレッチやマッサージを行うことで、筋肉をほぐし、柔軟性を高めることができます。
5. ぎっくり腰を防ぐための応急処置と対策
① 急な痛みを感じたら
もし荷物を持ち上げた際に「ズキッ!」とした痛みを感じたら、無理に動かず、すぐに休むことが大切です。
急性の腰痛は、炎症を伴っていることが多いため、最初の48時間は冷やし、その後温めるのが効果的です。
② コルセットやサポーターを活用する
腰に不安がある場合は、コルセットやサポーターを使用することで、腰を安定させ、負担を軽減できます。
6. 腰を守るための具体的なエクササイズ
腰の負担を減らすためには、体幹を強化し、腰周りの筋肉をしなやかに保つことが重要です。
ここでは、腰痛予防に効果的なエクササイズをいくつか紹介します。
① ドローイン(腹圧トレーニング)
ドローインは、腹横筋(お腹の深い部分にある筋肉)を鍛え、腰の負担を軽減するのに役立ちます。
1.仰向けに寝て、膝を立てる。
2.お腹をへこませながら、ゆっくりと息を吐く。
3.へこんだ状態を5~10秒キープし、ゆっくり息を吸う。
4.10回×3セットを目安に行う。
② プランク(体幹強化)
プランクは、腹筋や背筋を鍛え、腰を支える筋力を向上させます。
1.うつ伏せになり、肘とつま先を床につける。
2.体を一直線に保ち、腰が落ちたり上がったりしないように注意。
3.30秒~1分キープ(慣れたら時間を延ばす)。
4.3セットを目標に。
③ ブリッジ(骨盤安定)
ブリッジは、骨盤を安定させ、腰周りの筋肉を強化します。
1.仰向けになり、膝を立てる。
2.ゆっくりとお尻を持ち上げ、肩から膝まで一直線にする。
3.5秒キープしてゆっくり下ろす。
4.10回×3セットを目安に行う。
7. 日常生活で腰の負担を減らす工夫
① デスクワーク時の姿勢を改善
長時間座っていると、腰への負担が増します。デスクワークをする際には、以下のポイントを意識しましょう。
・椅子の高さを調整し、膝と腰が90度になるようにする。
・背中をしっかり背もたれにつけ、骨盤を立てる。
・1時間ごとに立ち上がり、ストレッチや軽い運動をする。
② 床から物を拾う時の注意点
床に落ちたものを拾うときも、腰を丸めるのではなく、膝を曲げるようにしましょう。
以下の方法が効果的です。
1.片膝を床につけてしゃがむ。
2.物をしっかり持ち、腰をまっすぐ保つ。
3.膝を伸ばしながらゆっくり立ち上がる。
③ 荷物の持ち運びを工夫する
・リュックを活用 → 重たい荷物はリュックに入れると、両肩に均等に負担がかかり、腰へのダメージを軽減。
・キャリーケースを使う → 無理に持ち上げるのではなく、転がして移動することで負担を減らす。
・エレベーターや台車を利用 → 大きな荷物を運ぶ際は、できるだけ補助具を使う。
8. ぎっくり腰になった時の対処法
もし荷物を持った際にぎっくり腰になってしまった場合、適切な対応をすることで悪化を防げます。
① すぐに無理な動きをしない
痛みが出たら、まずは無理に動かず安静にします。
ただし、長時間動かずにいると筋肉が硬直してしまうため、少しずつ動かして血流を促すことも大切です。
② 冷やす or 温める?
・発症直後(1~2日) → 炎症が起きているため、氷や冷湿布で冷やす。
・2日後以降 → 筋肉が硬くならないよう、温めて血流を促す。
③ 痛みがひどい場合は整形外科へ
痛みが強く、歩くのも困難な場合は、早めに病院を受診しましょう。
湿布や鎮痛薬を処方してもらうことで、回復を早めることができます。
9. まとめ
腰を痛めないためには、重たい荷物の正しい持ち方を意識し、日頃から体幹を鍛えて腰を守る筋力をつけることが大切です。
さらに、日常生活の姿勢を見直し、無理のない範囲で運動やストレッチを取り入れることで、
腰痛を防ぐことができます。
今日からできる腰痛予防のポイント
・荷物を持つときは、膝を曲げて腰を守る。
・荷物は体に密着させ、ひねらないように注意。
・デスクワーク時は正しい姿勢を意識し、こまめに動く。
・体幹を鍛え、腰を支える筋肉を強化する。
・荷物を運ぶときはリュックや台車を活用する。
毎日のちょっとした意識が、腰痛の予防につながります。
ぜひ、今日から実践してみましょう!
浜松市(鴨江・葵東)、豊橋市にあるS-paceでは経験豊富なパーソナルトレーナーがおります。
今回ご紹介したもの以外にも腰痛予防のお尻のストレッチや腹圧向上のトレーニング、
肩コリ予防の運動など様々な運動をご提供できます。
ご不安や、ご質問があればS-pace一同お待ちしておりますのでお気軽にご連絡ください。
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